「女性と子どもの貧困を考える読書会」に参加して学び、考えました。

こんにちは。女性の在りたい姿を応援する、エバーガールの有紀子です。

小雨降り暑さ和らぐ今日、みこりんさん開催の読書会に2度目の参加をして来ました。
場所は浅草近辺、河童橋道具街中の「台東区生涯学習センター」です。

以前住んでいた場所に近い、懐かしい場所。どんな会だったか少しシェアできれば。

 

参加者:リーディングファシリテーターみこりんさん、他4名

内容:読書を通じて女性と子どもの貧困を考える

「女性と子どもの貧困を考える読書会」

冒頭にみこりんさんから導入説明、そしてそれぞれが自己紹介と会に臨んだ目的を話しました。それから読みたい本を一冊ずつ選び、概要を話す。(1分)
それから各人の本にみんなが付箋で「著者への質問」を書く。自分の本から答えを探す(8分)、まとめる(2分)、共有(各2分)、という流れでした。

 

最後は時間が足りずランチで延長戦しましたね。

私の参加目的は、

「誰もが目を背けられない日本の相対的子どもの貧困1/7人の割合」という現状を知り、シェアすることでした。

 

貧困には、


☆絶対的貧困(世界基準、1日1ドル以下)
☆相対的貧困(各国の所得水準と比べた相対的貧困)
☆多元的貧困

と3種類あるそうです。

私が読んだ本は、娘さんに部活道具やスマホ、ファンクラブを買い与えつつも日常の家賃などに苦しみ、心中を図った、という複雑な事例が書かれていました。

 

みんなからの著者への質問

 

なんらかの理由で絶対的〜相対的貧困に陥った時のセーフティーネットは?
行政の動きは遅い、その前にみんなができることは?行政支援は縦割り。
アメーバ的に間を繋ぐものはなに?複合的な問題を紡ぐのは誰?
答えはもちろん1つじゃなく、持ち帰るものもそれぞれでした。

私が手に取った本

女性と子どもの貧困~社会から孤立した人たちを追った~

シングルマザーをひとりぼっちにしないために~ママたちが本当にやってほしいこと~

 

参加した私たちが持ち帰るだけでなく、みなさんにもアンテナを張って頂き、社会でこの問題に意識を向けてもらえたらと思います。「人に優しい社会」、「子どもに優しい社会」は、しいてはいつ自分が孤独や貧困に陥ったとしても回り回るものだから。また、シングルになる理由としてはどれもほとんどがやむを得ない理由ばかりです。(書くまでもないですが、死別、離別、DV、借金、などなど)

「おせっかい」
「お互いさま」の「助け合い」
「声をあげられない、書けない、読めない人にも気づいてあげること」
「選挙に行くこと、政治家と話し政府や行政に気づいてもらうこと」
「親身になれる仲間、ゆるいこぼせる仲間を作ること」

などが自分の気づきでした。参加費は、実費以外はいまタイムリーなこちらの団体に寄付して頂きました。

文京区✖︎団体 ふるさと納税で1,000世帯の絶対的貧困家庭にフードバンクで食べ物を届けて支援しよう(クラウドファインディング)
https://www.furusato-tax.jp/gcf/155
これ、すごい勢いで増えています。


物質給付はすごく良いと思います。私からは「ホットクックの支給があったらそれだけでもだいぶ楽になります」なんてアイデアも。(東日本大震災の実物給付みたいですね。)
ぜひ支援したい方は覗いてみてください。

 

-読書会募集文書抜粋-


今回の読書会は「シングルマザー」に焦点を当てます。母子・父子ともに「ひとり親家庭」の相対的貧困率は54.6%。
世帯に2人以上の大人がいる家庭の約4倍の割合になります.女性の貧困は個人の問題と思われがちですが、社会の仕組みや制度、さらには女性を取り巻く意識にも大きな要因があるのかもしれません。

今回の参加者の方々も立場はそれぞれ。仕事に生かしたい、ライフワークに生かしたい、実際の生活に生かしたい、という希望を持って集まりました。
毎回は無理でも引き続きアンテナを張り、学んでいきたいと思います。

みこりんさん、いつも難しいテーマについて考えるきっかけを、ありがとうございます。簡単ですが一部レポでした。

少しでも多くの方に「自分にはなにができるかなあ」と、関心を持っていただけたら幸いです。高齢化社会にばかり目を向けられがちですが、将来を作るのは子どもたちなのですから。

 

おまけ・日曜日の河童橋商店街

 

食器などの問屋街、河童橋商店街に寄るのも楽しみでした。

日曜日なのでほとんどのお店が閉まっているのでは?という危惧もありましたが約半数の店舗が開けていました。

ランチをしたロティサリーチキンのお店もとても雰囲気が良く、美味しかったです。

 

前回の読書会はこちら

 

読書会 BR:36 ルポ 児童相談所: 一時保護所から考える子ども支援