BR7 夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです~村上春樹インタビュー集1997-2011~

こんにちは。女性の在りたい姿を応援するエバーガールの有紀子です。

今日は東京は史上初の11月の積雪でした。「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」という村上春樹氏のインタビュー集からの気づきを残します。
それから、今日観た映画の「 ボクの妻と結婚してください 」の感想も最後の方に。

 

特に響いたところ

 

(主語=僕=村上春樹氏と読んでいただければと思います。)
☆僕は小説家になろうと思って書いているわけじゃないんだ。自分の中にある物語の土壌に、染み込ませているんだ。
☆人間の存在は、二階建ての家のようなものなんだ。
一階:みんながいて、談笑したりご飯を食べたりする
二階:個室や寝室
地下一階:特別な場所、趣味のものなど
地下一階のそのまた奥の部屋:ブラックボックス
僕はそこの部分に、小説を書くことで足を踏み入れているんだ。
☆古いものの方が染み入る。掲示が得られる小説は、現世にはないから、自分で作るしかないんだ。
☆出来るだけ簡単な言葉で、出来るだけ深い物事を書こうとしている。
 
☆誰しもに響く必要はない。批評家は気にしない。僕のメールを交わしたり、買ってくれる読者のことしか信じていない。
 
☆書くことで主人公と一緒に僕も冒険しているんだ。怖い想いも、成長もしている。
 
☆作家同士の群れは嫌いだ。だから亡命のように各国に行く。今は自分の流儀で東京に暮らすのが八割がいい。
 
☆外国という日本語が日常じゃない場所にいて、自分を知らない人がいる街で、日本を書きたかった。
 
☆10年単位で自分を区切っている。
 
☆短編小説は、3日で書いて、1年間何度も何度も書き直す。3日で書けなければ短編でない。
 
☆長編小説を書くときは、毎日休みなく書く。1日に5時間も集中するとあとはへとへと。
体力勝負なので、毎日運動をする。規則正しく生活をする。
(ランやトライアスロンの部分は自分も通じるものがあります。家族がいるのでそこまでストイックには慣れないですけれども見習いたいです。)
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☆旅行の目的は帰ってくることにある。それが最終的な到達点。それは書くことと同じである。

実は、かなりページ数が多くて全部は読み切れなかったのですが、だいぶ重複もしてきていて・・
ここまで得られただけで満足です。あとは少しずつまた読んでいきたいと思います。

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読んでいて、つい旅に出て、内省したくなってしまいました。その分、代わりに映画に行ってきました。

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写真は卒業旅行のグランドキャニオンにて

しっかりパワーチャージして、「書く」ことと、向き合おうと思いました。

追記

 

引用『長編小説を書く時期に入っていれば、毎日朝4時に起きて、わき目も降らず、五時間か六時間かけて執筆します。午後には10キロ走るか、1500m泳ぐか、(ちょうどトライアスロンショートの距離です。私もその距離を意識していましたー)或いはその両方をします。それから本を読んだり、音楽を聴いたりだいたい21時ごろには寝てしまいます。休日はありません。来る日も来る日も反復そのものが大事なんです。精神を麻痺させて、意識を深いところに運んでおくのは、精神的にも肉体的にも強靭(サバイバル)の訓練なようなものです。』

成し遂げたいことがあるときはやはりこのストイックさだよな・・と思いました。

 

映画:ボクの妻と結婚してください

 

何か映画を観たい~と思って朝探したところ、出てきたものです。

今の私にとても重要な気がしたので。
あと、ヒューマン×余命×夫婦×30代×子供
っていうところも好きですね・・・。
余命6ヶ月と宣告される放送作家の主人公:織田裕二が、残された妻と息子にできることと、として、残された妻と子のために夫探しの婚活をするのです。そこで原田泰造が出てくるのですが、期待どおりの名演技・・。鑑賞中、1/4くらい泣きっぱなしで、魂のリセットにぴったりでした。こういったお話が好きな方にはお勧めです。吉田羊も、良かったです。たまたま役柄が同い年だったので、共感たくさん、学ぶことも色々でした。映画っていいですね。

映画公式HPリンク:http://bokutsuma-movie.com/

 

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いやあ、寒かった。でも、おかげで早めのクリスマス気分を楽しむことができました。

色々書きたいこと、書くべきことを貯めてしまったので、多少バックデートしながらブログを更新していきますね!