エルパト(エルメスパトロール)をしてみて気づいた、しんどさと面白さをまとめてみました
こんにちは。女性の在りたい姿を応援するエバーガールの有紀子です。
2023年4月にして、エルメス歴 10ヵ月、今年に入り急激に沼った『忙しい人のためのさくさく売れるメルカリ術』(祝!重版)著者です。
1月に書いたように、2023年1月25日にエルメス製品値上げの情報を得て、1月に集中的にエルパトをして、その後どうなったかという話を書いていきます。
実は、値上げ前の1月24日まで、エルパトダイエットと称して、ほぼ平日毎日のように頑張ったのですが(笑)アリーヌミニ以外で欲しいと思うバッグには出会えませんでした。
値上がり当日にもしぶとく「今日なら空いているかも!」と、25日に銀座メゾンにサイズ調整をお願いしたシェーヌダンクルブレスレットを受け取りに行ったついでに、前後2回、4階のバッグコーナーに寄ったところ、15時にエールバッグジップ31 ルトゥネのシェーヌダンクル柄に出会うことができました。値上がり前日には、カレダブルフェイスも購入。
オールレザーではなく、トワル生地(布)とレザーのコンビだったのもあり、値上がり幅も小さく、購入し、活用しています。
その話はまた別記事で書きますね。
それからも、週に1~2回は、銀座メゾン、丸の内店、日本橋高島屋店、日本橋三越店、新宿伊勢丹店、二子玉川店、池袋西武店、新宿高島屋店などの数店舗を組み合わせて巡り「もしかしてバッグ入っていないかな~」とチェックを続けました。
つまり、値上げ後もハマっていて、沼っています(笑)将来、また値上げがあると思うと、もし欲しいものがあった場合に、今が一番安いのかもね、と思うのと、純粋に、エルパト自体、各店舗ごと、日ごと、時間ごと、シーズンごとに入荷している商品やスタッフさんのキャラが違うので、面白いということに気づいたからです。
もちろん、お店の接客もきちんとされているので、もし欲しいものが何もなかったとしても、見て、お話をしているだけでも楽しいです。
ここまで吹っ切れる思いになるまで、いろんな葛藤がありました。「バッグの在庫確認だけでお店に行くなんて」「並ぶなんて!」「一日に何軒も行くなんて。」
「エルパト しんどい」「エルパト ばからしい」「エルパト バッグ買えない」なんて検索したことも何度も!
バッグに出会えないまま、希少性が上がり値段や課金額(実績額)も上がることが、あまりに辛すぎて、銀座や新宿の二次流通で実物を持ってみたり試してみたりして、結局3ヶ月で納得いくお値段、状態、色、形のものを、3つ、買いました。
その結果、今は「バッグに出会えなくてもいいや~」って思えるようにもなっていて、楽しむことができる境地になったのかもしれません。
「エルパトはお遍路みたい」「エルメスは宗教?」「エルパトは恋愛?」「婚活にも似てる?」「必要がないものまで買う、実績となる、お布施が必要なの?そうすると信者度がアップしてバーキン、ケリーを紹介する顧客みたいに昇格するわけ?」なんて妄想(かどうかは未だに分かりませんが)もしましたよ。この記事は、そんな風に辛かったときの私のように思っている人に、何か参考になればと思って、エルパトのしんどさと楽しさについて書きますね。
やってみて気づいた、エルパトのしんどさと、楽しさです。
エルパトのしんどさ
- 基本的に、人気の革小物やバッグはお店にもオンラインブティックにもない
- 足しげく通っても、ない
- 課金しても、ほんと、ない(だからあったときの感動が大きくて買ってしまうのですが)
- それでも、通わないと出会えない(買うチャンスが生まれない)ので通うが、運動にしかならない
- バッグの在庫だけを聞くのがはばかられる罪悪感
- せっかくだから、他のものも見せてください、と言った場合に、思っても見なかった素敵なものに出会うことがあって衝動買い
- 買うか迷ったときに、次の人が待っていることが多く、考える時間がない(自分が買わなければ、他の人が買うだけ。ちなみに「お見送り」と言います)
- 取り置きも、基本的に、できない
- 欲しい布物も、あるとは限らない
- 予約も、できるとは限らず、できないことの方が多い
- 高い。しかも値上がりして、さらに高い
- 店舗ごとにルールが違って、意味が分からない
- 店によっては、予約がないと入ることができない
- 店によっては、並ばないと入ることができない
- オンラインブティックでの争奪戦も激しく、人気商品はほぼ買うことができない
- 夫や家族に金額言えない値段
例としては、
一部アリゲーター(エキゾチックレザー)なだけで4万円くらい違った(^^;) 専門店では、定価の2倍くらいの値段の、まだ夫に見せられていない、すてきなロデオタッチ。うまなだけなのに!
それから、なぜか色違い購入した「お着替えにいいですね♪」と言われたシルクインコンパクトとか。
謎に増える革小物。同じもの色違いとか(^-^; ね。
今は、革小物コーナーは、見ないようにしていますが。
かわいいツイリーリングとか。
もう、マゾ、お金持ち、コレクターじゃないと無理、って感じですよね(笑)
だから「エルパト ばからしい」とか検索しちゃうわけです。
それでも、たまにレアで好みのレザーグッズや、アクセサリーや布物に出会えるとうれしく、何とかモチベーションが保たれて(バッグは2つ以外、他で入手したというのもあり)今、私は楽しさも感じられるようになってきました。
↑ もちろんディスプレイ用のバッグ
スタッフさんにそうそうに「えー、バッグないんですか、こんなに通っても出会えないなんて、もう中古で買いたくなっちゃう~」と言ったとき「短期的にバッグだけを求める人にはエルメスブティックは向いていなく、エルメスでお買い物を楽しんでいるうちにバッグに出会う感じですよ」と言われました。
納得したような、していないような・・・。
独特の文化ですよね。昔から、そして今ではこれまで以上に需要に供給が追い付いていないから、バッグの数が少なく、他の商品を幅広く買う人に紹介できるよう制限している感じがあります。
また、店舗ごとにその方針も多少違うようなので、ロールプレイングゲームのような攻略法を考えるのも苦しくも面白いのですが。
まあ、うまくどなたかの不要になったお品をリユースするのも賢い活用法だと、私は思っています。
※メンテナンスをきちんと受けられるかの確認は取るようにしてくださいね。
さて、そのうえで、
エルパトの楽しさ
- エルメスに見合う人であろうと、お化粧とか、姿勢とか、所作とか、気を使っている気がする
- プチプラのアクセを買っても大事にできなかったり、飽きたりすることを考えると、普遍的なデザインのエルメスグッズを買うことは、長期的に見ればコスパが良いかも
(飽きたときに売ることもできるので) - 主に都内の店舗巡りをしたり、並んだりしたこと、多少の節約意識が生まれ、1ヵ月で4キロ痩せました。運動不足が、解消され、平均歩数が1万歩に!体力もついた(これは本当にうれしかった)
- エルメスの店員さんにコーデなど褒めてもらえるとうれしい
- エルメス好きなお友達と語らうことが面白い
- レアと言われている商品や、自分に本当似合いそうな商品に出会えるとうれしい
- 接客を受けてみて、自分では気づかなかった、素敵な商品に出会えるとうれしい
- 最初は、エルメスの雰囲気にタジタジしていたけれど、エルメス製品をまとい、店員さんとお話慣れてくると、その雰囲気も楽しむことができて、成長を感じる
- 小物など、似合う形や色がだいたいあるので、選びやすい
- いろんなブランドに浮気しないで済む(沼っているがゆえの思考停止ともいうw)
- 次にあれがあったらいいな、というワクワクを生活のスパイスにできる
- 中年のたるみ顔に、スカーフやカシシルなどの巻物がいい花を添えてくれる(笑)
- 「高級メゾンのスタッフ!」としか見えていなくて緊張していた店員さんと、仲良く会話ができるようになって、ファミリー感を感じられるようになってくる
- いつも指名したり訪問するお店やスタッフさんが決まってくるとバッグ紹介に繋がる「信頼関係」が積みあがっている気がする
- デザインが普遍性があるため、流行り廃りがあまり関係ない
- メンテナンスが手厚い、顧客を大事にしてくれる
- 行くたびに入荷しているものが違う
- 子供や孫の代まで使える、ということをよく言われる
- 価格改訂で価値が上がる可能性もあるし、どんな状態でも売れる資産性
- 好きなものをウキウキ身に着けている妻やママは家族にも好影響!?
- もともとアクセサリーとバッグが好き
このあたりが楽しいです。特に革小物は、デザインがベーシックなので、エルバレ(エルメスばれ)しなくていいのがいいなあと思ってます(ユニクロとかGUに近い、安心感)
これって、、未経験ですけど「推し」の人やアイドルがいたら、生活に張り合いが出るというところが、似ているのかなぁなんて思いました。
皆さんは、いま、どんな気持ちですか?
もちろん、すてきなバッグなどの「エルメスを持っている、安心感、幸せ感を日常」を手に入れるための努力なわけですが、エルパト自体を楽しむことも、いいのかもしれません。
この記事が、エルパトしている人から共感してもらえたり、心が折れかけている人の励みになったりしたら、幸いです。
幸い、エルパトをしている間に気に入る革小物やアクセサリーにも色々出会ったので、今後しばらくそれらの使用感をブログにアップしていこうと思います。
なんと3色買った、poph mini
ちなみに、資金源は、その前に沼っていた中古のジュエリーなどです。うまくなんとかやりくりしています。
前回の記事
エルメスに出会ったきっかけ
エルメスって不思議な世界~その1~エルメスの店舗に入るきっかけ(2023年1月、エルメス値上がりに前にエルパトしてみて知ったこと)
沼はじめの気づきまとめ
最後に
慌てて要らないものを買っちゃった!とか、沼から覚めるとき、古くなって重くなったもの、
似合わなくなったものを売るときにはこちらの私の著書を参考にしてください。ちなみにとある店員さんも読んでくれています(笑)
私のInstagramはこちらです。トリドリベースというPRマッチングアプリでのインフルエンサー活動もしています。
エルメスネタもちょいちょい入れているのでよければフォローお願いします。
https://www.instagram.com/evergirlnail_deco/
ブログを参考にしていたエルパトちゃんも2月に角川から本を出版しました。庶民でも沼る人の気持ちが共感の嵐。
『WEB文章術』Amazonで予約受付中。なんと、装丁がエルメスカラーで、中がティファニーブルーをイメージしたカラーとデザインだそうです。
エルパトの合間にパチリ(笑)店員さんにも見せちゃった(笑)
私のエルメス沼は、どこまで深くなるのか、自分でもこうやってブログに書いて客観視しながら、興味深く自分とエルメスを、見守っています。
日本・韓国・アメリカで受講できる私のClass101でのオンライン講座はこちら
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おまけ
4月から5月の間に、プティアッシュ展も大阪中之島美術館で開催されるそうで「いや~銀座メゾンじゃなくてよかった(見たくなって買いたくなっちゃうから)」って、ちらしをくれた、店員さんに言ったものの「いや、これを機に久々に大阪に行くのもいいかもしれない」とか思っちゃっているあたり、推し活の心理なのか。プティアッシュとは、あまりものの革やシルクで小物を作って売られているもの。飽きさせない工夫がすごいな!
これも読んだから、知ってるよ(笑)
会場:大阪中之島美術館
会期:2023年4月29日(土・祝)~ 5月18日(木)
入場無料|8日、15日休
・2階多目的スペース:展示エリア(予約不要)
・1階ホール:販売エリア(要予約)
・芝生広場:petit hカフェ
4月14日(金)より販売エリアのオンライン予約開始