予定帝王切開で第3子の出産をしました@墨東病院

こんにちは、女性の在りたい姿を応援するエバーガールの有紀子です。先日5月7日に予定通り予定帝王切開で第三子を出産しました。40代、3回目の帝王切開などのハイリスク因子がある妊婦だったので、地域の周産期医療センター、墨東病院での出産でした。でも、退院はかなり早くすることができ、経過も順調で、ほっとしています。

当日と入院後の備忘録を簡単に。

前日

ゴールデンウィーク明けの5月7日に出産予定でしたが、妊娠37週に入っていて手術予定が37週6日だったので、それまでに破水や陣痛が起こるかどうかと心配していましたが、安静にしていたこと、コロナで外出もほぼできなかったことから、何も起こらず、予定通り前日に入院しました。
本当は前日にやるはずだった入院の面談や、麻酔科の先生との面談は、2週間前に終わっていたので、当日は通常は午前から入院なのだけど、午後からでいいという許可を得て、13時半過ぎに墨東病院のERから飲料など大荷物をもって入院しました。夫とは、コロナ禍で面会禁止だったため、フロアのエレベーターホールでバイバイしました。

それから簡単な入院の説明、フロアの説明、入院計画書の提示、剃毛、シャワー、などを済ませます。前日は21時から絶食、当日は6時から絶飲。今思うとそんなに食べなくてもいいのにというほどお菓子を食べたような・・・。

当日

前回の検診で予定していた通り、私の手術は朝一番とのことでした。
朝起きて、手術着に着替えて、8時過ぎから心の準備をして、夫が8時くらいにエレベーターホールに来て少し話して、8時半くらいから病室のベッドでそのまま先生や看護師さんに、4F の手術フロアに運ばれました。病室のベッドがそのまま移動、って、すごいなぁと思いました。前の病院では、自分の足で手術室に移動したので。

手術室に行くと、まずは手術後の痛みを緩和する麻酔(硬膜外麻酔)をします。これは、カテーテルを導入して手術後も麻酔でできた痛み止めを流し続けることができるものです。
これは初体験。丸1日は背中に管を通しておくとのこと。これをするとき、なかなか刺さらなくて、まず大変でした。30分ほどかかった気がします。
「痛いですが頑張ってくださいね~」とすごく言われましたが、避けられるものでもないし、その後の痛みが緩和されるなら我慢しよう、と手術室の音楽に合わせて一緒に適当に歌ってみたり、看護師さんの手を握ったりしていた気がします。それが始まったのが9時ごろです。

硬膜外麻酔の処置が終わったのがおそらく9時40分くらいで、そのあと手術用の部分麻酔の脊髄麻酔をしました。こちらは3度目です。すぐに終わりました。

たぶんここで手術台に移った気がします、とても狭くて大丈夫か心配でしたが、自分はもう動けない感じなので大丈夫みたいです。このとき、ようやく長い妊婦生活が終わりこれからが育児のスタートなんだ、と涙をほろりと流しました。
それからお腹と顔の間に、つい立てみたいな布ができ、顔からお腹は見えないようになりましたが、天井の鏡には遠目ながらもお腹が見えちゃいました。
この時自分の頭の意識はあり、会話することもできます。

Dr.2名で執刀開始。お2人とも外来では全く出会わなかった方々でしたが、横のモニターには私の患者データが大画面で写されていて、スタッフさんみんなが、私がどういう患者なのか把握できている仕組みのようでした。これまでの2人よりも大きかったからか、私の肉が厚くなったからか、いつもは10分くらいで取り出せるのに、今回は15分~20分?30分くらいかかり、息子が出てきて産声を上げたのは、10時27分だったとのことです。ちなみに手術中も念のため私もマスクをしていました。

切った傷はこれまでと同じ幅で、足の方をぐいぐい先生たちが押しているのが分かりました。さっきまでお腹の中で胎動も盛んだったのに、急に出されてびっくりしたのでは、と思っちゃいました。少し吹いて、私の横に赤ちゃんを置いてくれました。顔が良く分かりました。3,116g、49㎝と、私の中ではこれまでで一番大きい赤ちゃんでした。

その後、30分くらいかけて、お願いしていた卵管結索の手術と傷を閉じる処置をします。このとき、癒着があったのか、鏡越しにも大変そうなのが良く見えました。だんだん手術用の麻酔が切れてきて、引っ張られる感じとか、チクリとか感じるように。それを麻酔のスタッフさんに伝えました。麻酔を追加する前に、11時半くらいに手術が終わりました。

夫は、9F の周産期病棟のエレベーターでその間2時間半、ずっと待機していて、ようやく赤ちゃんが先に上がってきて、託してあったiPhoneでその時の写真を撮ってもらったのがこちらです。
動画も撮ってもらいました。でも面会はその一瞬で、赤ちゃんはその後GCUに行きました。術後は面会はできないとのこと、翌日まで、この画像しかありませんでした。

手術後

またエレベーターで運ばれて、正午くらいに部屋に戻りました。次の人の手術、開始が遅くなっちゃって悪いなあとか、先生たち、長い間ありがとうございました。という気持ちがいっぱいでした。
手術用の麻酔は切れてきていて、背中からの麻薬の麻酔だけが効いている状況で、子宮収縮の後陣痛なども痛くなってきて、ほぼ動けませんでした。上の子たちのときは、手術後2時間くらい意識がなかったので(寝ていた)のですが、今回は意識がずっとありました。

15時まで、絶対安静と言われていた気がします。その間、執刀医の先生や看護婦さんが来てくれたので、「最後のお産なので、胎盤やへその緒を見れたら見たいです」とお願いすると、先生が持ってきて見せてくれました。写真はダメと言われましたが、大きな胎盤を拝めてとても感動しました。妊娠中、胎盤のトラブルなどもなくて、本当に良かったです。

当日は本当は絶飲食なのですが、回復を早めたくて、「今日からもう飲んでいいですか、おかゆも食べられそうなんですが」と伝えると、15時から水分OK、18時にはおかゆを出してくださり、助かりました。帝王切開は絶飲食が精神的にブルーで。。

翌日(術後1日目)

点滴に繋がれたまま、翌日を迎えました。夜に痛み止めを座薬や、点滴で追加して、何とか寝ました。というか寝るしかできなかったはず・・・。
翌朝、ようやくカテーテルが外されて、点滴を引きずりながら歩くことができて、9Fのフロアを何週か歩き、11時ごろ、看護婦さん立会いの下、GCUに赤ちゃんに対面にいきました。

こちらがGCUでの様子です。手術台であった以来の息子が元気でほっとしました。

ドライケア、と言って、今はきれいに洗わないで胎脂だけをぬぐって数日そのままにするのが主流の赤ちゃんケア方法だそうです。
そのまま、また赤ちゃんと離れ離れです。私はまだ子宮収縮の痛みが強く、安静目に過ごしました。

術後2日目

術後2日目には、痛み止めの点滴、背中のカテーテルが外されました。それでも痛いのでロキソニンを飲み続けています。
最短で、術後5日目から退院できる人がいるというので、私はそれを目指します、と先生やスタッフさんに伝えると、その日から夜間含めて母子同室になりました。これはかなりきつかったです。
8年ほど授乳していなかったので、初乳がホントジワリとしか出なくて、赤ちゃんがなかなか寝てくれません。それでもこの時期に夜間頻回授乳をさせるのが良いとのこと。
まだ体は回復していなかったのでかなり堪えました。明け方4時に、眠気と疲れで抱っこが厳しくなり、新生児室にようやく預けられました。

術後3日目

術後4日目での退院を目指していたので、この日はミルクも足しながら、赤ちゃんにどれだけ母乳を飲ませられているか計測しながら1日を過ごしました。
夜も数時間預かってもらいました。この時点で、1回の授乳で約8㏄~12㏄くらい、ミルクは30㏄くらいを足していました。母体の退院診察はこの日に。
大量だった悪露も少し落ち着いてきていて、母体はOK、あとは月曜日に赤ちゃんの診察をして、問題がなければ4日目に退院できるという流れに。

術後4日目

13時ごろから赤ちゃんの検診があり、体重も最初は減っているものの、だんだん増えてきているので、退院OKと診断していただきました。
入院中はコロナの影響で家族も面会禁止で、とても残念だったのと、思うように生活できず、早く家に帰りたかったので、退院できてほっとしました。

下の売店で、乳頭キャップと馬油の保湿剤を購入し、退院。子どもたちには、早くて術後6日目~7日目に退院予定だよ、と伝えていたのでとても驚いていました。
この時点で、自分の体重はまだ5㎏くらいしか減っていませんでした。まだ母乳があまり出ていないのと、産後のむくみが取れていなかったからです。

ちなみに、墨東病院では、16,000円/日の個室に入院していたのですが、それでもお会計が、都立病院ということもありとても安かったです。その分、お料理はちょっと寂しかったですけど・・・。
帰宅してからの方が、食べたいものを食べられるなぁっていうのもありました。これは、母の差し入れのケーキです。

こちらは家に帰ってしばらくした姿です。

名前は、みんなで考えていたように響生(ひびき)としました。

入院中に、NHKさんから取材の謝礼が届いていたので美味しくいただきました。

NHK首都圏ネットワーク、4月28日放映分、「苦悩する妊婦たち 命の現場で何が」の取材を受けました。

ボールペン、シャーペン、ノートは子どもたちで分けて、お菓子は私中心にいただきました(笑)

帰ってきて、Amazonで購入していた授乳クッションや服などに囲まれて、ようやくゆったりできました。
病院のベッドはお世話と生活を同時にするには、やっぱり狭かったです。

入院中に、テレビを観たいとか、音楽を聴きたいとか思ってKindle fire10を持っていきましたが、産後は痛みとお世話、早めた退院で、全然余裕がありませんでした。
新生児育児は、お世話をしがら自分も休息、睡眠をとるの繰り返しですね・・・。忘れていました。

このブログは、術後(生後)18日後(2週間目)にようやく書けました。やっと初乳からしっかり母乳が出るようになり、赤ちゃんも、1日あたり30gくらい体重が増えていて、少しだけ自分の時間も取れるようになってきたからです。むくみも少しずつ取れてきて、出産前から7~8㎏減り、身体も少しは動かしやすくなりました。

退院後の気がかりは

入院時もそうですが、退院後も気がかりは、緊急事態宣言の影響で、学校がお休みで、習い事も不定期になっている上の子どもたちのことでした。
料理は以前からお願いしている家事代行の方に週1で作ってもらっているのですが、夜間もお世話をしているので、なかなか上の子たちに規則正しい生活を!と言っても説得力がありません。
2週目からは自宅学習の課題も増えてきたのでますます心配に。これはコロナ禍ならではの悩みです。

でも、本当ならば学校に習い事に、仕事にと忙しかった家族たちがこの退院後、赤ちゃんとほとんど一緒に過ごせたのは、それはそれでみんなにとって良い経験だったかとも思います。
私は3番目の子どもで、自分が子供を産むまでは、赤ちゃんのお世話の仕方を何も知らなかったので・・・。子供たちの将来の糧になるといいなと。

育児記録もみんなでつけながら、久々育児に慣れない育児に、頑張っています。これにお世話の内容を記録しています。

さて、6月から学校は、どうなることか・・・。
私はどういう風に3人目育児と上の子の育児、お仕事などを両立していくのか、まだまだ手探りな日々が続きそうです。

と言いながら、退院後数日でメルカリのテレビ取材対応に、入院中に注文いただいていたアクセサリー制作・発送、そして17日でネイルのお客様の施術、2週間ちょっとでZOOM参加と、自営業・三人目あるあるな感じでやっています(笑)高齢出産だと、親の手は借りにくいですが、出産・育児が手探りではない分、肉体的にはきついけど、精神的には何とかなっている感じです。

産後、1~2ヵ月後にやりたいこと

学校の開始状況次第ですが、少しずつオンラインヨガや、筋トレ、ランニングなどの自分の時間も取っていきたいですし、赤ちゃんと一緒に気分転換の外出もしていきたいです。
メルカリも今は子どもたちの物中心に購入専門ですが、マタニティウェア系中心に出品も再開したいです。息抜きになりますし。保育園は、まだまだめどが立たなそうですね。

こうやって、今年は赤ちゃんと一緒にあっという間に時間が過ぎていく気がします。

長文をお読みいただき、ありがとうございました。

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