夏日のかすみがうらマラソン~2017~に挑みました ②
こんにちは。女性の在りたい姿を応援する、エバーガールの有紀子です。
やっと②を書くことができます。(更新日付は4/30にしましたが、実際の記事更新日は5/16 ちょうどかすみがうらマラソンから1ヶ月後です。)
前半はこちら
道を間違えたものの、なんとか20km地点まで来ました。
中間地点あたりに、お城がありましたよ!
このとき、どうしてもカフェインを含むコーラが欲しくなりました。しかし、コカ・コーラの自販機がなかったため、こちらのパワースカッシュなるものを代わりにハーフを迎えたことを思い出します。
ともかく関門以降はランナーがまばらで・・。視界に入るのは常に10人未満でした。
ハーフ地点でかろうじて3時間を切っていたので、何とかコンスタントに行けば6時間以内にゴールできるはず、とあきらめないことに。
日照もピークを過ぎ、民家と日の傾きのおかげで少しずつ日陰も出てきました。このころは13時台ですね。
目指すゴールは、16時。
時計とにらめっこしながら、何とか着くように少し歩いては、走りを繰り返します。
自販機も売り切れが多かったですが、何とかコーラもゲットすることができました。
たまにがっつり座って休んだりもしました。
かすみがうらを左に見ながら、35km地点で15時くらいだったでしょうか。
やはり体が熱いので、そこにあったバケツと柄杓のセットで足に水をザバンとかけてしまいました。
そこまでは、水は給水所で肩と首と脳天にしかかけないように気を付けていたのですが、油断して間違えてシューズを水浸しにしてしまいました。
「やばい、このままでは水ぶくれができてしまう」と分かりました。
それでも、あと7kmだからと走り続けました。
あと1時間、あと7km。
計算上は走れるはずなのに、どうしても頑張れなくなってきてしまいました。
靴と足が膨らんで、周りも歩いている人が多いし、救護の車も「大丈夫ですか~?」と声をかけて走り抜けます。
それでも、この大会は17kmの関門以外は関門を設けないということだったので、諦めずに歩いたり走ったりしている人たちが多かったので、私もその方々と励まし合いながらゴールを目指すことにしました。
16時になったら交通規制が解除される。それでも田舎道なので危なくはありません。
そして、何より「35kmも走ったのに途中棄権」というのが悔しかったのです。
このときに、もとサブ3ランナーのタケルさんという方に出会います。
タケルさんにも、「僕はこれまで100回くらいフルマラソンを走っているけれど、ここで諦めたら危険癖がついて後悔すると思うな。」とアドバイスを受けました。
途中2kmくらい並走してもらって、38km地点くらいまで頑張りました。
そこからは、遠くの人を見ながらの1人旅。
なんとかかんとかゴールにつきました。
6:28 くらいまでは時計は動いていたようなのですが、ちょうど私がつく頃には切れちゃったみたいです。
惜しかったな~
白紙の完走症を頂きました。
大会の結果(少し一時停止の誤差アリ)
ガーミンでの計測結果です。
やはり高低差はあまりないものの、心拍数は大体高めでしたね。後半は無理をしないように心拍数が抑えられていたので苦しいということはあまり感じないですんだようです。
気象データはこちら。朝6時は10℃だったのに、当日の最高気温は26℃でした。
使用したのはこちら
ゴール地点では、過酷な状況の中、制限時間内にゴールしたケイコさんが更衣室で待っていてくれました。
何とかそこに着きました。
更衣室に、もう人はほとんどいないのですが何とか着替えて帰ろうと靴を脱ぎました。すると、嫌な感触が。
足の裏が先ほどの水をかけちゃった事件のせいで、7割がた水膨れになっていたのです。
靴下を履くことも、シューズを履くことも痛い状態。
苦肉の策で、ゼッケンをつけていた安全ピンを使って水泡を次々潰しました。
そして、ケイコさんに荷物を持ってもらってなんとかかんとか帰りました。
それでも、2人とも前回の千葉アクアラインマラソンのリベンジを果たせたということで、明るい帰り道でした!
ケイコさんの大会レポはこちら
酷暑のデスレースを体験しました・・かすみがうらフルマラソン完走まで
夏日のマラソン後の足のダメージ
家に帰ると、このような状態になっていました。
足の裏は大きな水膨れ、親指の裏、中指、人差し指の先は爪が皮膚から浮いていました。そして水泡ができていました。
数日の間、自分で消毒をしたり水を抜いたり絆創膏を貼って様子を見ました。
しかし、一向に良くならず、化膿するのではという恐れが出てきました。
そして皮膚科に行き、可能止めやら抗生物質、ゲンタシン軟膏などを処方してもらいました。
次の日からも日常生活があるので大変でしたが、このように軟膏を塗って、服薬し、滅菌ガーゼで保護をしビーチサンダルで過ごすことでようやく3週間ほどで痛みがなくなりました。そして皮膚は爪と一緒にぽろっとはがれました。
もうセミの抜け殻かキン肉マンのマスクのようです。全然痛くありませんでした。
こんな思いをして暑かったし痛かったのに、レースを堪能できたことと完走できたことが嬉しいのです。
「またやるの?」と言われれば、
「やります。」と答えます。
それが不思議なフルマラソンの世界。
走りながら、「以前走れたんだから、今調子悪くないんだから、走れるに違いない。」そう思い込んだのも良かったと思います。
実績が一つ一つ糧になる・・ この経験も。
今は普通に歩くことができて、少しまた走ることができるようになったことを幸せと感じます。
また、暑くなりすぎる前にランニングを再開しよう。
マラソンの本番と練習から得るものはたくさんあるわけだから!
ようやく書き終えて、かすみがうらマラソン2017を終わることができました。
お読み頂いた皆様、レース中Facebookなどで応援してくださった皆様、ありがとうございました!
レース中の沿道の応援と合わせて、とっても力になりました。また次も、応援よろしくお願いします!
その際は、もっとトレーニングしてご心配をおかけしないようにしますね。