校正についてマニアックに考える会を開催しました。
こんにちは。女性の在りたい姿を応援するエバーガールの有紀子です。
昨年末、勝間塾内で「校正の力~校正についてマニアックに考える会~」をオンラインで開催しました。
実は勝間塾の仲間で本職の校正者さんがいらっしゃったのです。
私のこちらの本も、校正に入って頂いて、そのプロフェッショナルな視点が大変参考になり、色々お話を伺いたくなり企画しました。
THE プロフェッショナル仕事の流儀 みたいな時間になり、参加者さんからは、どよめきとうなづきが。
言葉って、深いですね。
私のブログも、校正してもらいました。
ついつい急いで更新して、ツメが甘くなって誤字があるところもありました。
まあ、ブログだからいいか、それも味、と言って頂きましたが、Kindle本の出版のときはそうもいきません。
「ちょっと本にしては口語的でくだけすぎな表現かと思うので、こうした方がいい」とか、
「この場合の感じの使い方はこちらが正」とか、
「ここでこういう問いがあって答えがないのは読み手に負荷がかかります」
など、色々赤を入れて頂き、無事に読みやすい本ができたのです。
この会には、2日合わせて、20名ほどの方にご参加いただきました。
ZOOMですと、実際に私が作ったワードファイルでの原稿に、校正者さんが赤入れしてくださったものも画面共有できるため、とてもわかりやすいです。
また、参加者さんのうち数名の方に、校正をしてもらいたい文章を約1,000字で提出して頂き、その場で公表してもらって内容をシェアしました。
実際に文章を校正してもらうと、それぞれの方の癖が分かったり、「ああ、私も同じことをしているなあ、それは間違った使い方だったのか」などと気づきがありました。
校正って?
当日の内容を一部シェアしますね。
校正・校閲とは。添削とは。
講座では、こういった内容をもう少しマニアックに掘り下げました。
校正は文章の誤りを無くするもの校閲は文章の正誤を判断したり、読み手にわかりやすく伝わるかという観点からチェックするもの。添削により近いのが校閲。
校正の際、必ずチェックするところ
•誤字脱字 →しかっり、承わります、でし。
•一般名詞か固有名詞か。固有名詞なのに一般名詞で使われているものはないか
•→宅急便、セロテープ
•表記間違いがないか →製品名、駅名、市町村名、名前など固有名詞は必ずチェック。大文字小文字も区別。
•方言ではないか →焼き飯?チャーハン?
•修飾語の位置は適切か。
•句読点の位置。
書く時のポイント
•主語、目的語を省略しすぎていないか
•一文の中で主語が変わっていないか
•指示語=こそあど言葉の指し示す先はわかりやすいものか?
•読み手は誰か。読み手の元々持っている知識はどれくらいか、年代は?属性は?
校正をうまく利用しよう
•一度書いたものを誰かに読んでもらうこと、一晩寝かせてもう一度読むこと。
•校正校閲者は一番目の読み手であり、書き手のパートナーである。
•二人三脚で文を良いものに磨き上げていくお手伝いをする、縁の下の力持ちである。
最後に、質疑応答をしました。が、ほとんど出てこなかったですね。皆さんにご満足いただけて良かったです。
これから、文章を書く時も、お互いに見合う時も、この点に気をつけていき、うまく校正を利用することが大事、と学びました。
一緒に学んでいただいた皆様、ありがとうございました。
この知識をkindle本の出版にどう生かしていくか
加えて、
・Kindle本を出すための校正のスケジュールの立て方、お願いの仕方、自分で気をつけるポイント
・複数人が関わるプロジェクトの校正ゴール設定について
・ブログの文章の目的、分かりやすさ
・信頼に足る文章の作り方
などのお話もしました。
気づき
添削者、編集者がお化粧をテーマに向けて仕上げるメイクアップアーティストならば、校閲・校正者は地味な縁の下の力持ち。「コンシーラーでここのシミを隠しておきましょうか、ハイライトも入れましょうか?」。という具合で、作品をもとの様子を生かしつつ、恥ずかしくない状態に仕上げてくださります。勢いよく、自分らしい文章を書くことも大事だし、一歩引いて複数の人やプロに見てもらうことも大事。それによって、より文章が良くなるということ。そのことをkindle出版を目指す方や、ブログやホームページ、メルマガなどで文章を綴る必要がある参加者さんと共有できて嬉しかったです。
今回校正について解説してくださったHさんは普段業務委託にて校正をされています。
校正の力を借りてみたい!という方にはご紹介しますので、お問い合わせください。
私もkindle出版のサポートの際はこのような点を気をつけて、素人ながら校正・校閲をさせていただいています!
まさに今月末出版を目指していらっしゃる方がいるので、サポートをしています。
今からも頑張りまーす!
Kindle本出版に際しメンターが必要な方は、ぜひお問い合わせください。
この本の内容をもとに、隅々まで解説しつつ、個別のサポートをいたします。