BR67 話題の新作、『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』を読んでみた

こんにちは。女性の在りたい姿を応援する、エバーガールの有紀子です。

話題の新作、『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』を読んでみましたよ。
勝間さんや塾生の医師の方に勧められて、ポチしていました。今は話題過ぎてAmazonでは昨日はSOLD OUT、読み終わってメルカリに出したら数分で売れました。
(今日は中古が入ってきていますね。私は予備知識があったので、40分ほどで読んでしまいました)

Kindleならいつでも読めますし、リアル書店には山積みなようです。ぜひ読んでみてくださいね。

 

どんなことが書いてあるの?

 

内容紹介より引用

ハーバード大学を経てUCLA助教授として活動する医師が、あなたに教える不動のルール

健康になるための「体に良い食品」はこれだけ!
あらゆる食品をエビデンスベースで5グループに分類

●バターコーヒーは×
●グルテンフリーは×
●100%果汁でもジュースは×
●βカロテンは×
●白米は×

今あなたが信じている健康情報は本当に正しい情報でしょうか。
お医者さんや栄養士さんが言っていたから正しいと思っていないでしょうか。
専門の資格を持っていると正しいことを発信しているように見えますが、そうとは限りません。

せっかく健康意識の高い人が、テレビや本の誤った情報を信じてしまうことで、
その努力が無駄になったり、不健康になってしまうのはとても残念なことです。
実は、巷に溢れる「体に良い食事」には、個人の経験談だったり、
健康に良いという研究結果がごく少数のものも含まれています。

本書では、最新の膨大な研究論文をもとに複数の質の高い研究で
体に良いことが科学的に証明されている食事を紹介しています。
まずは2週間ほど本書で説明している食事法を続けてみてください。
自分の体が変わってきたことを実感できるようになるはずです。

【主な内容】
はじめに
謝辞
本書の読み方

第1章 日本人が勘違いしがちな健康常識
1 科学的根拠にもとづく本当に体に良い食事
2 食品に含まれる「成分」に惑わされるな
第2章 体に良いという科学的根拠がある食べ物
1 オリーブオイルやナッツは脳卒中やがんのリスクを下げる
2 果物は糖尿病を予防するが、フルーツジュースは糖尿病のリスクを上げる
3 魚は心筋梗塞や乳がんのリスクを下げる
第3章 体に悪いという科学的根拠がある食べ物
1 「白い炭水化物」は体に悪い
2 牛肉、豚肉、ソーセージやハムは健康に悪い
特別編 病気の人、子ども、妊婦にとっての「究極の食事」

参考文献
著者について
津川 友介(ツガワ ユウスケ)
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)助教授
カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)内科学助教授。東北大学医学部卒、ハーバード大学で修士号(MPH)および博士号(PhD)を取得。聖路加国際病院、世界銀行、ハーバード大学勤務を経て、2017年から現職。共著書に『週刊ダイヤモンド』2017年「ベスト経済書」第1位に選ばれた『「原因と結果」の経済学:データから真実を見抜く思考法』(ダイヤモンド社)。ブログ「医療政策学×医療経済学」で医療に関する最新情報を発信している。

です(手抜きですみません)

 

いま、野菜中心のシンプル食事生活にしている私のこの本を読んでの気づき

 

□やはり市販の果汁・野菜ジュースは意味がない

ジュース化されている製品を飲む方ほど糖尿病のリスクが高く、果物の摂取量が多い人は逆に少ない
つまり、果糖の弊害はほとんどない

□地中海式ダイエットの食事法がお勧めされている

懐かしいですね。地中海式ダイエットとは、

①魚 ②野菜と果物(ただしじゃがいもは除く) ③茶色い炭水化物(玄米・蕎麦・全粒粉) ④オリーブオイル ⑤ナッツ類 を一定割合で食べること

low foodとも言われていましたね。

□ハム・ソーセージなどの加工品はやはり悪い

加工品やジャガイモ加工品、などは大腸がんのリスクが高まる、大腸がんは今は日本人のがんの中でも確率が高いもの

□白米=糖

分かってはいたものの、糖尿病の患者さんは白米を多く食べることが多いよう。
お米がかなり否定されています。本書では主食をサラダに置き換える提案がされています。
確かに自分の感覚としてもお米を食べるから痩せにくいのよね、私、と体感しています。

□和食はそんなに良くない なぜなら塩分過多だから

そうですよね。塩分を減らしたければ、みそ汁や漬物はまずやめた方がいい、と。なくてもさほど困りません。

ただ、エビデンスとしてはこれまで味噌汁と漬物を摂取していた日本人でも長生きでもあるため、何とも言えませんよねー。

□乳製品は、全く悪いわけではない

以前見た映画では、牛乳もチーズも全否定でしたが、こちらではわりと肯定的。
ただ、大人は乳製品や卵を多くとる必要はないそう。

□チョコレートは、わりといいエビデンスがある

チョコレート(=カカオ)はいいのだけど、やはり砂糖や余分な添加物が入るため、成分には気をつけた方がいい

□糖尿病やガンなどの生活習慣病の予防という観点で、色々制限はするものの、老人になったらお肉でもなんでも食べられるもの、好きなものは食べた方がいい。子どももしかり?

なぜなら老人になると食が細くなるのが常なので、それにより体力が消耗するよりは、何でも食べた方がいいということ(ここまでロジカルにきたのに意外に人間的な話ですね!)

□魚や鶏肉はいい

そうなんだ?やっぱり本によっていうことが変わりますね。
私は市販品のチーズは牛乳からして添加物も塊、という知識がもう頭にありますので、この本では推奨されている元から苦手なチーズをこれからもあまり積極的に採るつもりはありませんし。

日本人ほど、特定の商品やサプリのテレビなどに関心を示す国民も珍しい。
「〇〇の成分を取っていたら安心!」という話はやっぱりないですよ、ということでした。それよりもこの本にあるような基本的なエビデンスベースの考え方を身につけ、応用した方がいいですよ。という話。

 

お米ってどうなの?お肉ってどうなの?野菜っていうけど具体的には?

などと気になっている方にお勧めの本です。

 

私は、できる範囲で野菜を増やしたり、食材をそのままとることができる朝生ジュースをしています(これ、朝やっていますが夜でも効果高いですよ!)
お通じにもいいし、肌の色も明るくなります。脂質もないですしね。

昨日の夜は、チアシードを入れたヨーグルトやめかぶを食べました。朝は納豆を。
本書には載っていませんが、チアシードもなかなか良いエビデンスがある食材だと思います。

 

まとめ

 

読んでおいて損はない本。基本的なエビデンスベースの知識が身につけられます。

ただ、個人差もありますし、白米を食べない人生が日本人として本当に幸せなのかは分かりませんよね?

どの本や情報もそうですが、「あそこに書いてあったから絶対そうする」ということではなく、自分や家族の体質や嗜好に合わせて、日々の食卓にカスタマイズすることが大事かと。

そのための基礎知識として、わりとよい本なんでしょう、という感想です。

糖質制限(アトキンスダイエット)の本も、地中海式ダイエットの本も、シリコンバレー式も色々読みましたが、どれもそれなりに効果が出ている人もいますからね。(地中海式以外は短期的に、がいいと思いますけど)

しかしそれらの本の問題点も指摘している本です。

多角的に物事を見る必要があると思うので、ぜひ、読んでみてくださいね。

 

こちらもオススメです。

『デブで病気になりそう』という同じような内容のドキュメンタリーの感想や、私の食べ物に対する考え方はこちらにまとめてあります。

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