ブログを書くことの効用:ブログセラピー
こんにちは。女性の在りたい姿を支援するエバーガール、中野有紀子です。
今日は、がんと闘病中の小林麻央さんが、今日からブログを新しく書かれるとのニュースを見て、ブログを書くことの効用:ブログセラピー(私が作った造語です。)について書きたくなりました。
小林麻央さんのブログ
「KOKORO.」
-なりたい自分になる-
http://ameblo.jp/maokobayashi0721/entry-12195698756.html
>私は
力強く人生を歩んだ女性でありたいから
子供たちにとって強い母でありたいから
ブログという手段で
陰に隠れているそんな自分とお別れしようと決めました。
闘病に負けず、立ち向かい自分の過ごす日々を自分で決めた麻央さんの強い意志を感じます。
私は、ブログを書くことの効用はいくつもあると思っています。
2006年4月から2012年4月まで749記事書いていたブログ。これは全くの個人ブログでした。
「Yukiko’s life 」
~once-in-a-lifetime opportunity~☆★慌しい日々の出会い+気づき+発見を中心に★☆またたくまに過ぎゆくけど超前向きに生きるよ。~
http://yukky-linda.blog.so-net.ne.jp/ (累計759記事)
徒然なるままに想いを書き始めたのは、一生うまくやっていくのかな?と思っていた相手との離婚届を出した直後でした。
晴れ晴れなんてことは決してない、胸に溜まる気持ちをどうにかしようと、呆然としていた時です。
友達にも上司にも、親兄弟にも、「1年で離婚だなんてカッコ悪くて言えない。」「ただただ上手くいかなかったことが悔しく、残念な気持ち。」でしかなくって。そんなつまらない話に誰かに付き合ってもらうのも悪い、という気持ちも多々ありました。苦しくて、「どこかに今の気持ちを吐き出したい。」ただそれだけのことからふと、ブログを始めました。
ブログを少し書き出すと、どん底で周りが見えないくらい、と思っていましたが、気づけば日常の些細なことに感謝の気持ちを添えるように、書き終えられるようになりました。少しずつ笑顔も取り戻すことができました。
見て感じたこと、経験したこと、過ぎたことを、文に落としてウェブに流す。そうすることで、体から吐き出して、事象を過去のことと捉えることができるようになり、気づけば、「次はこんな風に頑張るぞ」と前向きな言葉で文章を終え、前向きな気持ちや次の目標をもつことができるようになっていました。
そして、フルマラソン、トライアスロン、転職、起業、結婚、育児、と初めての挑戦にドキドキすしている時も。
その不安な気持ちを一か月前、一週間前、一日前、と、言葉にすることで、不思議とリラックスすることができる、と気づき始めていました。
仕事を頑張りすぎてうつ病を患った時も。
そんな時に振られて失恋したことも。
恥ずかしいことも悲しいことも。嬉しかったことも。苦しかったことも。すべて書きました。
気づけば長文も苦じゃなくなりました。
文章で先に気持ちを整理することで、瞬間風速的にではなく、落ち着いて自分の意見や目標を持つことができるようになりました。
ブログはメールや電話、会話と違い、基本的には一方通行です。相手の反応を気にすることなく、思う存分、気持ちを吐き出すことができます。
なので、他人目線を気にする必要はありませんでした。
旅を終えても、その旅で出会ったことを直ぐに書き残し、「あぁ、あんな素敵なところに行ったな」と思い返しては、自分自身が勇気をもらっていました。
あんなに色々苦しんでいましたが、どん底って続かないんだなぁ、と思います。悪い記事の後には必ずいい記事があり、好転していくという波を感じることができました。
そして、色々あったから、今は幸せ、と思えます。
育児ブログと化したころからは、だんだん友人のみならず、知人や後輩、親兄弟、親戚など、ファンと言って読んでくれる人の存在にも励まされるようになり、更新の励みにもなりました。子供たちの成長記録としても使いましたし、病気や幼稚園などの気づきをまとめたりもしました。カメラの中にだけ写真を収めておくなんてもったいない。保育園や闘病で調べて学んだことを一人で覚えていても仕方がない。できるだけ同じ思いをするママの助けになろう。そんな気持ちで書くようにもなりました。
子供たちが成長していく姿は、遠出をしなくなった時でも、被写体にはぴったりでネタが尽きず、更新しやすかったです。
たまに、誰かのため、という目線で記事を更新することも増え、「役に立ちました。」「私だけじゃないんだ。」と思えて勇気が沸いた、という話を聞くこともありました。そのことを聞く自分自身も勇気をもらいました。
あることがきっかけで更新をやめたのですが、その時にはもうブログセラピーの効果を最大限に感じきり、新たな道を歩もうと決めた時でした。
もう、書いている時間より動き出す方が早い!
そう思えた時がきたのです。そこからは起業して、どんどん前に進んでいます。
迷いや不安があるときこそ、誰のためにでもなく、自分のために静かな時間を取り、ブログを書く。
それは、「ブログセラピー」ともいえるブログの効用があると思います。
ブログには、
「なりたい自分になる」
「自分で自分を鼓舞する」
「周りからパワーをもらう」…
という力があることを、経験済みです。
私自身も、ガンになったらきっとブログを書かないと平常心でいられないんじゃないか、と考えたことがあります。
病気と立ち向かう上で、自分の気持ちを吐き出すこと、良い効果があると思います。
麻央さん、自分で書くことを決めたんですね。どうぞ、楽しんでください。そして、なりたい自分になってくださいね。
子供たちが大きくなって、ママの本心を読んでくれたら嬉しいですね。
応援しています!
お読みいただき、ありがとうございます。ご意見・感想はこちらまで。
個人ブログも応援します。