読書会 BR:36 ルポ 児童相談所: 一時保護所から考える子ども支援

こんばんは、女性の在りたい姿を応援する、エバーガールの有紀子です。

 

先日、勝間塾生の方と4人で以下の本の読書会に参加してきました。

学校教育に携わる方、福祉施設に勤めながら社会福祉士への道に取り組んでいる方、公務員で生活保障を行っている方、そして私でした。
それぞれの立場で、参加者のみんながこのテーマにモヤモヤを持っていて、答えは出ずとも語り合う会となりました。
このようなテーマは、映画やドラマ、ドキュメンタリーなどで少し知りうる部分や、読書で「最貧困女子」を読んだこと、知人と話し合って考える、などの経験がありましたが異なる立場の方とお話をするのは初めてです。
今は、子供が学校に行っていますので私からは
・PTAなどで母親の機会均等な役割分担は本当に正しいの?
・みんなそれぞれ事情あるんじゃない?
・わたし自身は?無理してない?
・シングルマザーにはどんな問題が起こりうる?育てられない親って?
・負の連鎖は?障害、療育との関係性は?なぜ学校に来られない子供が存在する?
そんなところが気になっているというお話をしました。
PTAの全員義務?に関しては、免除のような制度を採り入れている学校もあるようなので、今度その資料を見せて頂くことになりました。
読書会では、さっと目を通すのみでほぼ語る時間となっていたのですが、家に帰ってからいただいた本書を読み込みました。
そうすると、本来家庭で育てられない子供の一時避難場所であるべきが、
・(トラブルが起きないようにという)刑務所のような規律
・ 常に監視の目があり自由がない
・ 外出も通学もままならず、学習においても遅れが出る
というような不条理さがあることが分かりました。
子供が育てられない家庭には、親も救いを求めていることも多いと思います。
不幸にも負の連鎖が起きたり、経済的、身体的理由で育てられない、能力がない、などということもあるようです。
必ずしもその人個人の問題ではありませんし、ましてや子供には全く罪がないため、みんなで教育や生育環境の均等化を望みたいですね。
親から離れ、そのような施設に行くことがただでさえ不憫なのに、さらに辛い環境に置かれるということはとても寂しいことです。
地方には、元教育者の方が中心となり、とても良い環境の施設もあるそうで、そこは救いとして読みました。
本書においては、
縦割りの行政、公務員システムだけでこのような児童の保護に取り組むのではなく、地域や学校、PTA、社会などでゆるやかな保護ネットワークを取っていくべき、一時預かりや、駆け込み家庭、養子縁組などを増やすことなどの提案も述べられています。
私も自分自身の育児に対するヒントが得られたので自分自身の生活に活かしていきたいです。
やはり、

受容、愛着、(良い意味での)自由・放任

は大事なのですね。
勝間塾で、
?PTAからの気づきシェア会☆2017年
というグループも作って色々なことを考えています。
また、機会がありましたらシェアしますね。
このような考える機会を作って頂き、ありがとうございました。