西村京太郎先生の本にハマっています。初期作品から、十津川警部シリーズのトラベルミステリーまで、読書の備忘録。

こんにちは、女性の在りたい姿を応援するエバーガールの有紀子です。
今、西村京太郎先生のミステリーの読破を頑張っています。

お勧めの本や読んだ本について備忘録を書いていきます。
まずは湯河原の西村京太郎記念館で購入した先生の色紙の名言をご堪能ください。

「人生は愛と友情と裏切りで成り立っている」

こちらの名言、読めば読むほどかみしめます。

まず読みやすいのは、興味がある土地や沿線に関連したトラベルミステリーではないでしょうか。

十津川警部トラベルミステリーシリーズ

短編集と長編があります。こちらは記念館で購入した先生のサイン入りの文庫本♪

トラベルミステリーの魅力は、思い出があるところは自分の記憶と照らし合わせて。また、ないところは、予習や疑似体験にもなるところ。
新幹線の移動中などにどんどん読み切れるように行間やボリュームが調整されている感じもあります。

伊豆しばり

伊豆はまだまだあります。読みやすいところでは、箱根方面も。古さを感じさせない面白さでした。

次は北陸

寝台特急編

ミリオンセラーすごい。こちらの同窓会の男女が集まり、一人一人消されていき最後まで犯人が分からない、という話もベストセラーなことがうなずける大作でした。

同族の経営者に愛人の苦悩。それがどう殺人に?こちらも面白かったです。

なんて読み分けていくとよいですよ♪

こちらの『十津川警部の休日』はKindleアンリミテッドで検索して対象の唯一の作品でした。短編集なので、入り口にいかがでしょうか?

 

続いて皆さんにお勧めされる、初期作品

 

今は年に10冊以上とハイペースで連載、執筆されている先生ですが、初期は長編を1年に1~2本というペースだったそうです。
初期作品には練りに練ったストーリー、トリック、綿密な調査や社会的な視点などが盛り込まれています。先生ご自身が選ぶ5選の作品は読まなければ!と今順に読んでいます。
本も1970年代発売、と古いことが多いですし、Kindleで読むと読みやすいです。カタカナが入ったりしますが、基本的には今でも色褪せない面白さ。

私も多数ある先生の作品から、皆さんにオススメを聞いたりググったりして助かることもあったので、このブログが少しでもどなたかのご参考になればと思っています。

アガサクリスティーをオマージュした、雪山山荘密室トリック!最初から双子が犯人であると言われているのにそれでも最後まで分からないハラハラの展開に。

読みやすいです。無人島に突然連れていかれた十津川警部と七人の証人。殺人事件の証人は本当に正しい証言をしているのか?自分に都合いい証言をしていないか、ということについて疑いを持つことができます。スタジオロケのような無人島が舞台ということも面白いです。

沖縄人とアイヌのルーツや民族上の課題とは?なかなか分かり合えない多民族文化について勉強になります。

なぜ彼女は京王線の山のハイキングに誘ったのか?まさかのトリックと動機とは。当時の時代背景とともに切なくなります。

こちらは、今からのお楽しみです。

太平洋戦争末期のスイスでのスパイたちのお話。グローバルなトリックのスケール感がかなり気に入りました。こちらも映像化されているそうですが、本で良いかな…。

こちらは欧米の探偵と怪人二十面相、アルセーヌルパン、明智小五郎が出てくる船上トリック。各探偵のキャラなどが面白いです。

 

長編、短編と、緩急つけて、片っ端から読んでいきましょう!

 

 

ドラマや映画はどうなのか?

 

記念館で聞いたのですが、原作が西村京太郎となっていてもドラマ化するときは、全然違うストーリーになっていることが多いです。設定の土地すら違ったりしています。それを先生は全然気にしないんだそうです。プライムビデオなどで2点観たのですが、面白いけれども私からすると役者さんの表情やテレビならではの小ネタや音楽が気になって、想像力が少し乏しくなってしまう気がして、本で読むほうが向いています。本では十津川警部は、サザエさんやちびまる子ちゃんのように40歳のまま時が止まっているので、役者さんが年を取っていかれるのも違和感で。2時間ドラマには2時間ドラマのファンがいるのかな、という印象です。

また、読み進めたら追記していきます。

私が使っているKindleはこちら。Kindleアンリミテッドやプライムリーディングの本や雑誌もストレスなく読めます。