BR39 片付けない技術 ~片付けない人ほど、勉強も仕事もできる~

こんばんは。年中断捨離中のエバーガールの有紀子です。

 

気づくとすぐにものが溜まる・・モノが好き。綺麗なもの、素敵なものが好き。そして子供たちのおもちゃや制作物。
本。ネイル道具、資材。お洋服。頂きもの。お土産の品。成長著しい子供たちの服。去年は気に入っていたけど今年は気に入らないバッグ。
断捨離してもメルカリじわじわとモノが増えていきます。ミニマリストには程遠い(笑

それだけ、好きなものやご縁が多いということ。それ自体は好意的に捉えたいです。

 

今日読んだ本は、【片付けない技術】です。同じように断捨離を頑張っていた方からのご紹介の本です。

 

何て素敵な響きでしょう!これまたビビっときて直ぐにポチしてしまいました。(だから増えるんですねw)

 

ご紹介者の方からのレビューで、「アインシュタインやマFacebookの生みの親、マーク・ザッカーバーグの机の上の写真が載っている」とありましたのでそれ目当てでもありました。

他にも、

・キング牧師

・ジョン・F・ケネディ

・ジョージ・プリンプトン

などの写真が載っています。これだけでも買った価値ありです。

 

気づき

 

・片づけられない=ダメ人間ではない!

・大きくなっても片づけられないのは、それが適正である

・仕事や勉強ができる人のデスクや部屋は乱雑であることも多い!

・片づけるとは、一度作業をシャットダウンしてしまうようなもの。広げた状態はセーブデータの復元になり、効率的。

・自分にとって心地よい乱雑さを目指そう!

・整然さを求めるのではなく、お気に入りのアイテムはどんどん卓上に持ってきて、モチベーションを上げよう!(聖域づくり)

 

などの例が載っていました。

著者自身も東大理三の合格歴があるというから納得もします。

 

その代わり

 

部屋自体は綺麗にしましょうね、あくまで広げていいのは机の上、とのことです。

掃除機をかけないとか、かびたのがそのままとか、食べかけがそのままでいいとかいうわけではないそうです。

 

自分の例でいうと

 

自分が受験生の頃、3畳の部屋で高校受験の勉強をしていました。

3畳の部屋から姉が巣立って6畳の部屋に移りました。

 

ちょうど実家のダイニングテーブルの買い替えがあったので、昭和の時代のダイニングテーブルを勉強机にさせてもらっていました。

そこに、世界史なら世界史の過去問やZ会の通信教育、教科書、ノート、などをバーッと広げていました。

英語もしかり、辞書だけでなくDUOなども広げていました。

そのまま朝を迎えてザーッとカバンに詰めてまた高校と予備校に行く日々。

部屋にいて、殆どが机の前にいました。

それ以外って親が整えてくれていた服と寝床以外に用がなかった気がします。

 

衛生的に汚くなければ、自分のお気に入りが詰まった場所って良いんですって!

 

なので、「片づけなさい」と指導することは低学年のうちは有効だけれども、高学年になっても直らなかったら無理に直す必要はないそうです。

 

それが、自分が居心地の良く、生産性を高めて集中できる空間なのです。

そのやり方が良い悪いではなく、個性なのです。

 

これは今のありのままの小2の娘の机です。

 

うちでは、リビング学習は採用していません。

7畳の自分のお気に入りに溢れた部屋があるのだから、そこで勉強(宿題)しなさいというルールです。

今日は夏休みの初日だったのですが、知らないうちにたったかワークを10ページほど行っていました。

丸付けをすると100点でした。内容も超簡単なものではなかったのでおそらく集中してやったのでしょう。この机で(笑

 

彼女にとっては、飲みかけの大好きなオレンジジュースの缶もお気に入り(部屋に3つくらいありました。親にこっそり隠れて飲むのが好きなのでしょう。ベッドにも転がっていました。捨てなさいと怒りませんでした。)

全てのものがお気に入りなのです。

ここで勉強すると集中できるのです(笑

 

若干言い訳がましいですが、気持ちは分かります。

そして、彼女の勉強が比較的できて安心なので、私は年に何回かも「机を片づけなさい」と言いません。

 

我が家は断捨離しつつもまだまだいろいろ雑多ですが、子供たちから「不快なんだけど~!」と文句を言われたことはありません。

 

それはそれで、我が家にあるべきもの(子供たちのお気に入り)があるので居心地が良いのだと思います。

 

本当に何もないのがいいのでしょうか?

完全に見えないように収納するのがいいのでしょうか?

 

著者は、今の「ミニマリスト」や「断捨離」を否定するわけではないけれど、逆の例も提言したかったという意図でこの本を書かれたということです。

 

とってもホッとしちゃいました。

 

私も、集中する作業部屋は散らかっていても気にならないタイプなのです。むしろ、手の届く範囲にすべてのものがあることに安堵しています。

だからなかなか片づけられない。

 

注意すべくは、

 

自分自身のパワーの源となるものを机に飾ること

雑多になり過ぎて不快になったら整えること

 

それくらいで、後は好きに自分の机をカスタムすればいいのです。

そういったことを教えてくれてとっても安心する本でした。

 

是非ご興味ある方は読んでみてください^^

 

おまけ・今日はみんなでお掃除をしました。

 

天気が良かったので、リビングのラグをお風呂で踏み洗いしました。

夏休みの計画を立てるという宿題で、お手伝いを頑張るといった娘。さっそく学校で磨いた雑巾がけの技術を披露してもらいました。

プチトマトへの水やり。

 

必ずしも、「片づけること」だけが重要ではない。そういう風な気付きの一日でした。

 

私は自分の経験もあって、二人に広い大人用の無印良品の机を用意しました。

どういう風に使っても、彼ら次第だと。

大人の事情でリビングの片隅に、とかしたくなかったのです。

自分の部屋で、自分の力で集中してやり遂げる経験を味合わせたい。そう思っています。

私は言ってしまいますが、私自身は親に、「勉強しなさい」と言われたことが一度もないのです。本当に。

 

主体的に育ってほしいなぁという育児をしています。

 

私自身も、何もないくらい綺麗にしなくちゃ!ではなく引き続き開き直って「いい加減」を目指していきます♪

 

リビング学習について

 

リビング学習って、片づけなきゃいけないですよね。
自分のシマができないと思うんです。親もつい口出しちゃうし。
だから私は反対です。(もちろんこれも両論ありで、どっちが正解ではないです。)

 

特に我が家は自分も3人姉妹で、姉たちの受験のピリピリした様子を見ていたのと娘も幼稚園児の弟に「遊ぼうよ~」とつられるので、出来ないんですよね。
なので、お部屋制にしています。

 

この本はあえて世の中の整理整頓に異議を唱える本なので、あくまでご参考まで♪