女性活躍推進法は整備されたけど、男女平等については日本はともかく遅れている
こんにちは。女性の在りたい姿を応援する、エバーガールの有紀子です。
勝間塾に入って1年半以上が過ぎました。先週の塾生向けのサポートメールで初めて男女平等問題(女性差別問題)について学んで、結構稲妻が落ちる級の衝撃を受けました。
今まで、気づいていなかったけど・・・・
感じないようにしていたけど・・・・・
見て見ぬふりをしていたけど・・・・・
しょうがないと思っていたけど・・・・・・
そういうもんだと思っていたけど・・・・・
やっぱりおかしい。
日本は高度成長期に、終身雇用の男性社会システムで経済的成長を収め、それを支えたのが専業主婦だったという時代があるため、なかなかそこが変わらないそうなのです。経済的には先進国でも、女性活用という文化面では後進国だそうです。
そっか、それって、区別じゃなくて差別だったんだ。
自分は、差別されている側だったんだ。
そんな風に気づいた一週間でした。
私は、都内共学の公立高校を出て(横浜市長さんと同窓でした。)、早稲田大学を出て、男女平等に扱ってもらえる会社に入社しました。
転職しても、女性向けのサービスを提供する会社で、女性しか現場には入れなかったので、全く差別を感じませんでした。それはたまたま恵まれた例だったようです。
子供をいざ産んでからはなかなか「男性並み」に働くことの難しさを痛感します。
原題、今後少子化、高齢化社会、デフレに伴う所得の低下に伴って、女性の活用も必須です。
共働き家庭も増えていますし、当たり前となってきています。
それでもまだまだ女性の方が、
・家庭の仕事も一手に引き受けているため、働くことができる時間が短い
・働く時間が短いことから低評価につながる(これって、本当にそうなわけではなく、女性でも優秀なことはたくさんあってただの差別なんですけど。)
・低所得になる か、 オトコ化するかのどちらかを求められる
・出産すると差別を受ける可能性が高まるので結婚、出産数が減る(男性の低所得化も関係しますが)
などの状態になっていると思います。
勝間さんの言葉でいうと、
1. 女性が男性と同等の正規雇用の機会を与えられていないこと
2. 職場で女性と男性が同等の仕事の質の向上の機会を与えられていないこと
3. 職場の評価基準が女性に不利であり、女性の活躍が男性と同等に評価されにくいこと
4. 仕事の達成や評価が男女で同等でも、女性の管理職昇進比率が著しく劣ること
5. 家事育児の役割分負担は女性が男性よりもはるかに大きいため、長時間労働が難しいこと
が現状あるということです。
法律上では、女活法と呼ばれる「女性活躍推進法」が制定され、企業にも導入されましたが、まだまだ問題は多いです。
女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)が平成27年8月28日に国会で成立しました。これにより、働く場面で活躍したいという希望を持つすべての女性が、その個性と能力を十分に発揮できる社会を実現するために、女性の活躍推進に向けた数値目標を盛り込んだ行動計画の策定・公表や、女性の職業選択に資する情報の公表が事業主(国や地方公共団体、民間企業等※)に義務付けられました。
※常時雇用する労働者が300人以下の民間企業等にあっては努力義務。
子供たちの世代には、女性も男性も公平に仕事や家事が行われていてほしいという希望を持ちつつ、
今現在女性ができることとしては、
不当な差別を受ける環境を避けて、
・評価基準が明確である
・女性に不利なシグナルが採用されていない
・ある程度の高い専門性を要求されている
という3つが成り立つ職業になるべく寄せていくことが大事で、ある意味、「個人事業主」もお勧めとのことです。
かといって、男性も、本来自分だけが家庭を顧みずに長時間社畜のように働く人生を望んでいるわけではないですよね。
男性が差別をするのは、既得権を守りたいから。立場を守りたいから。
全員が平等なのが当たり前になれば、全員が効率化や生産性、家庭の大切さを実感する
みんなが働きやすい社会
になるのではないでしょうか。
目下のところ、私が今、非常に疑問に思っているのは、PTA制度です。
・なぜ、男女共に働いているのに女性だけがPTAが必須なのか
・徴兵制のように「6年に1回は」、「子供1人につき1回は」と、義務なのか(うちはほとんど土曜日などのPTA行事には参加していないです)
・様々な事情を考慮しにくいのか
・男性はなぜ免除されるのか
・旗当番は本当に必要なのか シルバーさんの交通安全指導員で良いのでは 他にもシルバーさんを活用できないのか
・ボランティア、という名で無報酬で義務付けられ、仕事と同じような人間関係構築や正確さを要する仕事を課せられるのか
うーん!!ここは言いたいことはいっぱいあります。
PTAの制度は古い!現代に即していない。それはまた別の記事で詳しく・・。
性差ではなく、個人差、家庭差で・・
ひとくくりに、「男女差別」の問題でもありません。
男女の得意、不得意があるように個人的にも得意、不得意があると思います。
とても性格が優しくて、家事・育児に向いている人。介護や保育士などに向いている人、音楽家。
しょうがいがある、ない、子供が多い、少ない、いない。
結婚している、していない。
人生100年時代の中、35歳までを募集します、などという雇用のくくり(笑
あらゆることを、今一度フラットに差別なく見ていくことが必要なのではないでしょうか。
法律を整備してOKとするのではなく、みんながみんなのことを自分ごとに思いやることのできる社会になるようになることを望みます。
この問題は、とっても根深いので今日はこの辺で。
勝間塾でディスカッションしている中で、
・差別している側も自覚がなかった
・差別されている側も自覚がなかった、声を上げていなかった
という日本の現状が分かりました。社会に出て、ガラスの天井、出産や組織のルールの壁などに立ちはだかると、なんだかもう何も言えなくなっちゃうんですよね。
でもそうやっていつまでも黙っていては、問題が顕在化しない。
そう思って、この問題についてもこれから何か違和感を感じたら、ブログなどで発信していこうと思います。
男女関係なくお読み頂けたら嬉しいです。
こちらは男女半々でお互いを思いやり、楽しかったサイクリングでの堀切菖蒲園での写真です☆
シフォンケーキを焼いてくれて食べさせてくれるMさん、すごいなぁ。女子力(料理力)見習わないと。
壁だと思っている物は、きっと、壁ではないんですよね。Mさんがお料理を始められたのはたった半年前からなんですよ。
走力、筋力、経験が違う男女4人で荒川サイクリングロードを岩淵水門まで行きましたが、それぞれがそれぞれを思いやることで無事に事故なく全員が40kmを楽しむことができました。
誰が悪いとかではなく、お互いがお互いを思いやることで、
次の世代に同じ違和感を残さないように少しでも力になれるように、想いを綴っていきたいです。